そろそろ暖かくなってきたので、かねてより公言していた「自分でオイル交換」してみました。
CBF125Rはスクーターやフルカウルのバイクと違って、作業箇所がむき出しなので初心者にもオイル交換のハードルは低いですね。
事前の準備もありますが、非常に簡単でした。
(実は廃油処理のこともあり、自分でのオイル交換は初めてです。DIYは色々やってますが(^^;
初期点検時、お店でオイル交換してもらったときは683kmでした。
現在は1774kmです。
前回交換したのは8月だったので、期間は8ヶ月・走行1091kmです。
距離は少ないですが時間がたっていますからちょうど頃合いでしょう。
距離を基準にオイル交換する場合、バイクの場合は3000km~5000kmと言われる場合が多いです。
期間は半年くらいでしょう。(距離または期間の早い方となります)
交換時期の距離については、空冷か水冷か、また走行状態によりオイルへの負担は異なるため変化します。
オイルへの負担は空冷のほうが高いです。これはオイルがエンジンの冷却も兼ねて(主にではないが)いる為、水冷よりオイルの仕事(負担)が多い為です。
走行状態でも、短距離走行が頻繁とか高回転を多用、などという場合はオイルに負担をかけます。
他にも思わぬことがオイルに負担をかけているということもありますので、
一度「オイル シビアコンディション」で検索をすると参考になるでしょう。
上位に出てくるのは主に車関係ですが、コンディションの悪化原因についてはバイクでもそれほど違いはありません。
CBF125R ep-03 オイル交換 でも書いてますが、あまり頻繁なオイル交換は、「バイク自体」を痛める結果になりますので、推奨できません。
エンジン内のパーツが最高の状態となっても、それを支えるケースが痛んでは元も子もないですから。(ここではドレンのネジ部分の事)
内部と外部一体となってエンジンです。部品全てととのってバイクです。
いつも通り前置きが長いですが、以下が今回のオイル交換の内容です。
準備したもの
・オイル:円陣家至高 TCO(ティーコ) 1L 5W-40相当 グレードSL相当 鉱物油(特殊添加剤)
・ドレンワッシャー:ストレート(メーカー名です) M12×外径20mm×2.0mm厚 アルミ 5枚入
・廃オイル受け:ダイソー コンテナBOX4.5L 1型
・廃オイル処理:ダイソー 油吸収パッド (1枚120ml 14枚入)
その他使用した道具類
・トルクレンチ (ドレン締め付け用)
・ラチェットレンチ(またはメガネレンチ・ソケットレンチ等)
・12mmソケット
・ポリ手袋
・新聞紙
・ケイドライ(紙ワイパーです。分かりにくいので文中ではウエスと表記します)
・ポリ袋
・1Lペットポトル
手順1:オイルを規定量準備する
オイルを入れる際、少ないより入れすぎの方が問題となる(微妙に抜くのは大変)なので、1Lの空ペットに事前に目安をマジックで書いておいた。
ペットボトルは炭酸水のものを利用。炭酸系は側面に強度UPの凹凸が無いし、炭酸水なら変な不純物も少ないはずなので、再利用にも安心。
当初0.9Lかと思って+-50mlで線を引いたのだが、オイル交換直前に取説を確認すると0.8Lと書いてあった(^^;
危ない危ない・・・
少なければ足すのは簡単なので、850mlより少なめ、これくらいで800mlだろうというくらいまでオイルを入れる。
TCOはネットの写真では緑っぽく写っているものもあるが、実際は普通のオイルと同じ黄色です。
手順2:廃油を受ける準備1)
まず、オイルを抜けやすくするため、数分アイドリングしてオイルを温める。(既に走行して温まっている場合は不要。チンチンの場合は少し冷ます。)
廃油はコンテナBOXに直に受けてもいいのだが、後処理の掃除がめんどくさい(コンテナは今後も使うので)ので、コンテナBOX全体が入るポリ袋をかぶせます。
これで、廃油を受けた後もそのまま捨てられます。
廃油の状態を見るため、ポリ袋は絶対白!
交換の際オイルが手にかかってもやけどしないくらいの温度で処理するため、ポリ袋の耐熱温度は考慮する必要なし。
手順3:廃油を受ける準備2)
バイクを水平な場所でセンタースタンドをかけ、センタースタンドぎりぎりまでコンテナBOXを寄せておく。
ドレンとコンテナBOXの距離が結構あるため、風のある時は風向きに注意。
少しでも風がある場合はバイクのお尻を風上へ。
ドレンは車体左側にあるので、道端で作業となる場合はバイクの向きに注意。
作業中にオイルで汚れたものを置くために、準備しておいた新聞紙を広げておきます。
オイルがしみますので、朝刊をそのまま使うことをお勧めします。
ウエスもバイクの近くに準備します。
手順4:廃油作業1)
ドレンボルトを外す。
私はラチェットレンチを使用したが、メガネレンチでも結構。
スパナはボルトを外す際、ボルトを痛める可能性があるので使わない方が良いです。
ラチェットレンチだと外す向きや締める向きがヘッドに書いてあったりするので、通常とは違う向きにあるドレンボルトを開け閉めるする際、向きが分かって良い。
(私のラチェットにはL(ロック)R(リリース)と表示がある。)
トルクレンチでも外す向きの作業はできるのだが、説明書で外す際は緊急用なので普段は使うなと書いてあるので、使用しない方が良いです。
ラチェットでドレンボルトを緩め、その後はポリ手袋をはめて手でボルトを回します。
ボルトが外れてオイルが出だしたら、レベルゲージを開けます。空気の入り口が出来てオイルが抜けやすくなります。
手順5:廃油作業2)
オイルが流れ落ちなくなったら、バイクをドレン側に傾けては戻すことを数回行います。
クランクケース内は平らでは無い為、滞留しているオイルがあるので、できるだけ古いオイルは抜きます。
元々オイルの量が少ないので、古いオイルはなるべく残したくない。
(今回使用したTCOは、必ずオイルフィルタも交換するよう書いてあるので、オイルフィルタの無いCBF125Rはこの作業は必須だと思います。)
廃油を見た限り、当然だが特に問題もなさそう。
手順5:給油作業
オイルが出なくなったらドレン周りとボルトを清掃し、ドレンワッシャーを新しいものに変えて、手でボルトを取りつけます。
ボルトが手で回らなくなったら、トルクレンチを30N・mに設定して締め付けます。
使用したトルクレンチはワイドレンジの為、低トルク設定だとトルクに達したときのサイン(カコッって音と振動がある)が分かりにくいですが、30N・mだとサインも分かりやすい。
オイルの給油口から手順1で用意したオイルを注ぎます。
じょうご等なくてもできましたが、短時間に済ませたい場合はじょうご等を準備したほうが早いでしょう。
規定量が0.8Lなので、少し少なめに入れて調整しようと思い、見た目50mlくらい残して(つまり750ml見当)いったんレベルゲージを取り付けます。
そしてアイドリングを数分やって、レベルゲージで測ってみると・・・。
なんとゲージの中間、ちょうどよい量でした・・・。
少なめに入れてよかった。
手順6:廃油処理
実際は給油後のアイドリングの段階から油吸収パッドを入れてオイルを吸わせました。
迅速に吸収とまではいきませんが、まあ十分でしょう。
新聞紙などを使用してもいいのですが、それよりはかさが少なくて済むと思います。
作業の際に使ったウエスもこのポリ袋にポイ。
油吸収パッドは6枚で少しオイルが周りに残っているかなというくらい。
廃油処理BOXなどを買うよりコスパ良いです。
え~・・・
実はオイル交換後まだ乗ってません(^^;
ということで、オイル(TCO)の感想は後日ということで。
空冷用のTCO-ACなんてのもあるようですが、こちらはウェビックへのOEMらしい。
どう違うのかはわからないが、多分違いは分からないと思う。
購入した時点での再安価のトルクレンチはこれ。
今回入れたオイル
レビューは後日m(_ _)m
高いので、買うなら各社の祭りの時に購入しておくのがお勧め。