セキセイインコの人間相当年齢について

ペットを飼っていると、「この子は人で言うと何歳ぐらいなんだろう」と考えることがありますね。
誰もが通る道です。

ネットで検索すると、人間の年齢相当の早見表を公開している方も多数いらっしゃいます。
当然私も見たことはあります。
しかし、「そうなんだ」と思う反面、「ほんとかな?」と思う気持ちもあります。
そこで、この「年齢早見表」(人だと何歳に当たるかという、相当年齢の表です)が現実に即しているのかを検証してみたいと思います。

まずはgoogleで「セキセイインコ 年齢早見表」で検索してみますと約 16,200 件 とでました。
全てに年齢早見表があるわけではないと思いますが
2021/4月現在、1番上に表示されるのは
「セキセイインコ年齢早見表」
です。

こちらは年齢早見表に特化したサイトの一記事です。
番外編として動物年齢早見表というのがあり、セキセイはこちらに掲載されています。
犬・猫・ハムスターなどの表も掲載しています。

リンクフリーと書いてありますが、著作権表記がありますのでブログなどをお持ちの方はコピペはやめましょうね。
「セキセイインコ 年齢」で検索したとき、1ページ目に表示されるHPの中にもここのコピペが目立ちます。

著作権表記に2010-2013とあるので、元データ自体は他にあるもよう。

実際私の場合、セキセイを再度飼い始めてから最初に年齢のことを確認したのはこちらの方のブログです。
Tasteful Life(Katzeさん)

ココログなので検索では出てこない場合が多いと思います。(SEOの問題です。アメブロなども同じ。)
2008年4月 8日 (火)の記事「セキセイインコの年齢」
で、その当時自身で検索して調べたデータの比較があります。

検索で上がってくるデータは新しい物しかないので、元のデータはどこが起源かは分かりません。
ただ、飼育環境も変わってきていると思うので、「相当の年齢」というものも変わってきていると思います。

相当の年齢とは、個体差などもありますので「セキセイの〇歳は人間で〇歳です」ときっちり決められるものではありません。
「大体これくらい」とゆるく見ましょう。

前書きが長いですが、検証と行きましょう。

ただし、最年長のそらちゃんでも5歳なので、検証できるのも今はそこが限界です。老鳥の時の検証は出来たとしても数年後?となります。
しかし、「老い」というのは個体差が非常に大きいので、検証できるかは定かではありません。(たぶんやらない)
人間のケースで見てもらえれば個体差が非常に大きいということが分かるでしょう。
60代でよぼよぼの人もいれば、70代で元気はつらつマラソンしちゃったりしてる人もいます。

先に結論を言いますが、相当の年齢表はごく一部を除き大きく乖離してはいないと思います。
(なぜか葬儀屋さん関係のデータは若い年齢で早熟の表記だったりします。1歳で32歳相当は無い。)

若い時や高齢時は少々差のあるものもありますが、衰えの目立ってくる頃の年齢、人で言う中年くらいを見ると、どこの表でも相当するのは4~6歳くらいです。

実感としては、おおむねセキセイの1歳で人間の二十歳前後。(手前かなぁ)
4~5歳で人間の40歳前後というところですね。

現在そらちゃんが5歳。カイくん2歳。
これを念頭に下記の状態により判断しました。

・遊びへの執着
そらちゃんは昨年4歳を過ぎて、しばらくしてから夜が弱くなり外で遊ぶことの執着が弱くなりました。
これは「疲れやすくなった」ということでしょう。
2歳前後が一番活発だったと思います。
夜11時以降になってもケージに戻りたくないと遊んでいて、説得してケージに戻したりしているときもありました。
食べるよりも遊ぶ優先で、3時間以上外にいて、ケージに入ると扉を閉められるからと、おなかがすいても餌を我慢している。
なんて時期もありました。(今は逆で、餌を入れて(追加して)とトビラの上にとまって催促します)

現在はそらちゃんが衰えてきてカイくんが活発になってきたという感じ。
最近はそらちゃんは7時~9時くらいにはまったりしてくるので寝させます。
カイくんはそらちゃんがケージに入ると真似してケージに戻っていたのが、最近はそらちゃんがケージに戻っても自分は戻りたがらないときがあります。
つまり、「遊び足りない。」
人でも一番活発な時期は20~30代前半だと思います。
年齢表を見ても大体そんな数字になってます。
現在はそらちゃんが疲れ気味の中年期で、カイくんが活発な青年期になってきたということ。
先のそらちゃんが2歳くらいのころと、現在のカイくんの状況がほぼ同じです。(程度の差はありますが)

・換羽について
そらちゃんが換羽でボロボロの期間も、今のカイくんぐらいの年のころは長かった。
最近そらちゃんは換羽が落ち着いている期間が長くなってきました。
対してカイくんの換羽の期間が長くなった。
これも若い頃は新陳代謝が活発ということの表れでしょう。

以上の観察結果によりにより、表のデータはほぼ合っているということになります。
(細かいことを書き連ねても、データを肯定するだけなので、主なもので十分だと思います。)

年齢表とは直接の関係はありませんが、
「老化という表現について」

老化という言葉については、人により受け取り方が違います。
昨年暮れ頃に動物病院で「早く眠くなるようになってきたのは単なる老化ですかね?」と質問したところ、まだ若いと一笑に付されました。
多分「老化」の意味を、私は「衰え始める」として使ったが、医師の方では「高齢になった」と解釈したもよう。

人間も老化現象というのは思うより早く始まっているんですよ。
老眼※も35歳ころから増え始めるし、四十肩という言葉もあります。
※目の老化は20代でもあります。小学生に、新聞紙を額に当てるぐらいの距離で字が読めるかと聞くと、読めます。
対して20代ですらその距離では字が読めません。つまり「老眼」というほどではないが、それぐらい若くても老化は始まっているということ。

鳥は見た目で年齢が分かりずらいので、年齢早見表をケアなどを準備する目安に使うのもよろしいかと思います。

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