セキセイインコのダイエット

巷ではけっこうセキセイのダイエットの話なども多いですが、我が家には縁のない話・・・と思っていたのですが、カイ君の体重が短期間で激増してしまったため、獣医師の指導の下ダイエット(軽め)をすることになりました。

ネット上ではかなりきつめのダイエットの話なども多く、しり込みをする人も多いかと思いますが、今回のお話はダイエットでも一番軽めの作業のお話になります。
「ちょっと体重が増えてきたかな?」程度の状態の場合の参考としてお考えください。

我が家インコズ先輩のそらちゃんは、お迎えしてから4年。終始食べ放題にもかかわらず年間通して体重が変わらず、獣医師からも「うらやましい」と言われるほどでした。
そんな我が家に昨年5月お迎えしたカイ君は、我が家の流儀にのっとり食べ放題で過ごしてきました。

昨年中は何事もなく(肥えることもなく)過ぎていったので安心していましたが、
今年に入り体重が増加一方になってきました。Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)

最終的に体重が40gとなり、「太りすぎ」の判定をもらい、ダイエットをすることになりました。
その方法と経過をお知らせします。

先にも書きましたが、今回のダイエットは最も軽いダイエットです。
方法としては「間食をしない」(人で言うと「ポテチ禁止」みたいなもの)です。

我が家は先述の通り「食べ放題」でした、餌箱には目分量でたんまりあげて、粟穂もケージの中に付けていました。
放鳥の際もケージの扉は開けっ放しで、おなかがすくとケージに戻り(といっても自分のケージに戻るとは限らない)餌を食べてはまた外に出て遊ぶ。
という感じでした。
ちなみにそらちゃんとカイ君は餌の好みが違うらしく、混合シードの餌についてはケンカになることはありませんでした。
(そらちゃんはカナリーシードが好き。カイ君は燕麦が好き。)

その為、放鳥中は自分のケージよりお互いのケージに入って餌を食べることの方が多かったです。
※好みが違うので好きな餌が残っているから。

そんな感じで、カイ君も半年間は特に体重が増えることもなかったのですが、今年に入ってからみるみる体重が増加してしまいました。
運動量も食べる量も変わってないので、寒い季節だから脂肪が付きやすくなったのかもしれません。
2018年11月生まれなので、まだ加齢による代謝量の減少ということは考えられません。
運動量についても、1日の放鳥時間は5時間超(合計)と、飼い鳥の中ではかなり運動量も多い方です。
大好きなそらちゃんを追いかけたりしているので、飛ぶ量も少なくはありません。
そらちゃんと比べると、持久力はあるが瞬発力が無い感じ。
そらちゃんは動きはとにかく早いけど、すぐハアハア言ったり「暑い」と羽を広げます。
カイ君は飛び回っても羽を広げることは稀です。(寒くても膨らまないので適温が分からない。)
このことから

そらちゃん → 代謝が良い
カイ君 → 代謝が悪い

で、カイ君の方が脂肪が付きやすいのだろうと思います。

余談ですが、そらちゃんとカイ君では、同じ鳥でも筋肉の質も違っているかもしれません。
そらちゃん→速筋が発達
カイ君→遅筋が発達
速筋:ヒラメのように通常時はじっとしていて、餌が来た時だけ素早く動く魚は筋肉が白身になる。
遅筋:マグロのように持続的に泳ぐ魚は筋肉が赤身になる。
鳥で言うと、鶏は逃げるときだけ瞬発的にはばたくので白く(速筋)、鴨のように長距離を飛ぶ鳥は赤身(遅筋)である。
(鶏だからといってチキンではない)
マラソン選手のように遅筋が発達している人は、少し走っただけでは汗もかきませんからね。

脂肪が付きやすいということは、餌が無いときにそれをエネルギー源とできるので、カイ君の体質の方が鳥としては標準なのかもしれません。
自然界の鳥は餌の少なくなる冬の前が一番脂肪が付きます。
食肉として「脂肪がのってくる」と言われるのがこの脂肪です。
チキンの皮をむいた事がある場合、黄色い脂肪が付いているのを見たことがあると思います。
これが鳥が太ったときに付く「脂肪」です。
人の場合で言う「内臓脂肪」などもこれです。
性質は 「付きやすく減りやすい」
つまり、すぐエネルギーに変換しやすい脂肪なのです。
鳥の場合表面近くにこの脂肪が付きますので、おなかの部分の羽をかき分けたとき、太っていればこの「脂肪」で黄色く見えます。

太っている(脂肪が付いてる=メタボ)のか、体格が良くて重いのかの判断は、この脂肪が付いているかどうかで分かります。
筋肉は脂肪よりも重いし、鳥は羽で実際の体形が把握できない為、太っているかどうかの判定には、おなかに脂肪が付いているかを確認する必要があります。
脂肪が付いていないのに体重が激増する場合は、何か他の病気の可能性がありますので、至急動物病院に行くことをお勧めします。

今までのことは動物病院などでも言われると思いますが、もう1点そらちゃんが肥満にならない理由があります。
それは「吐き戻しが多い」です。
この説は獣医からは否定されましたが、数学上では間違いではないので書きます。

この「吐き戻し」は病的なものではなく発情によるものです。
枝やTパーチ・鏡・爪・髪の毛などあらゆるところで吐き戻しをします。
(カイ君はほとんど吐き戻ししません。お尻フリフリはするけど)
吐き戻ししながら、外に出さずその場で食べるときもあります。(牛の反芻のように)
時折、枝やTパーチにこんもりとデコレーションするさまは恐怖でもあります。
(酸っぱいにおいがするし、べとべとして気持ち悪い)
放っておくとカイ君が食べてしまうので、すぐ撤去しなければなりません。
(ダイエット以前は、すぐなら食べても問題ないのでほうっておきました)

「吐き戻し」をするということは、その分を「実際には食べていない」ことになりますので、
実際に食べた量は
「食べた量」-「吐き戻しをした量」
ということになります。
これでは食べた量を正確に量れません。

「吐き戻しと言ってもそんなに大したことは無い」と思われるかもしれませんが、そらちゃんの場合食べている量から見ると結構な量です。(;^_^A

一年中発情はしてますが、そらちゃんの場合まったく健康に影響はありません。(年に4回以上健康診断してます。主に爪切りのついでで・・・)
これは普段の運動量の違いによるものかもしれません。
単なる個体差の可能性もありますので、そらちゃんの体質はあまり参考にしないほうが良いかもしれません。

やっと長い前置きも終わりです。(;^_^A
実際に指示された内容は

1日10gの餌を与え、毎日体重と食べた量を量る。

これだけです。
※青菜などはカロリーも低いので普通にあげていい。

いままで「食べ放題」でしたが、放鳥中は餌箱をケージから外して隠します。

2羽同時放鳥なので、問題ないそらちゃんもカイ君のダイエットに付き合う形となります。
放鳥中ケージの扉は開けっ放しです。
水を飲むし、ケージに入って休んだり遊んだりもしますので扉は閉めません。
このケージを閉めるかどうかは、個々のやり方で決めても大丈夫でしょう。
餌を入れっぱなしにしてケージの扉を閉める方が簡単ですし。

4/30より開始したダイエットが以下のグラフになります。

体重増減グラフ
体重増減グラフ

5/4に 「以降実食量」 と書いてありますが、
これは食べた量を量る際、殻を吹き飛ばしてから量るよう指示されたとのことですが、
この指示は間違いですね。
「食べた量」を測るなら、殻を吹き飛ばさないで量れば、殻を含まない「実際に食べた」量が量れます。

これは、食品(鳥の餌の場合でも)には食べられる「可食部」と、食べられない「廃棄」する部分があるからです。

最初に餌の量を量るときは殻付きなので「可食部」と「廃棄部」が一緒にあります。
食べた量を量るとき殻を吹き飛ばしては、「廃棄部」の量まで量ることになってしまいます。
その為、「殻を吹き飛ばしてから量っている」と聞いたので、それでは実際に食べている量が量れないからと、そのまま計測するよう指示しました。
(計測忘れの日もありますがご容赦ください)

5/17に 新秤導入 とあるのは、秤の最小単位が1gだったため、シードと一緒に別皿であげているペレットの重量が軽くて量れないため、0.1g単位で量れる秤を購入しました。

購入したのはこちら


 yahooだと正しく表示されませんね。価格にばらつきが多いですがどれも同じだと思います。

使用感としては、小さくて良いのですが、量るとき液晶に青いバックライトが点灯します。
カイ君はこの青い光を怖がってしまうので、大好きな茶碗(私の)や、庭で採った生の燕麦などで気を引いて量っています。
数値も安定するまで少々時間がかかるので、一瞬で量らなければならないようならばこの製品は向きません。

でも、薬の分量を量るなどと違い、あまり厳密でなくても大きな問題とはならないので、あまり気にしない向きにはこんな感じでも十分かもしれません。
(我が家の場合、不満はありますが買い替えるほどではない。)

餌を食べた量や体重を量る場合は、量る時間を決める必要があります。(何時にとか)
そうしないと食べている時間数や、食べる前か後かなどの違いで食べた餌の量や、体重の変動幅が大きくなってしまいます。(と言っても「比べれば」というレベルですが)
お勧めは朝一番での計測です。
餌の量も体重も同じ時に量れば、誤差も少なく済みます。

まあ、これは基本としてで、「そんな厳密にできない」って場合でも、長期間計測を続ければ数値も平均化されますので、大きな問題とはなりません。

本来の目標は、体重を「適正値」にするということで、「何gにする」ということではありません。
(ほぼ同じことですがニュアンスが違います)
「何gになったら絶対ダメ!」とかいうことではありませんので、気楽に取り組んでください。

現在カイ君は35g前後となっており、必要十分な効果となっております。
我が家は放鳥時間が長めで運動量が多い為、こんな簡単な方法で十分な効果を得ていますが、あまり放鳥ができない環境などの場合は、フォージングなど餌のやり方に工夫をする必要があります。

フォージングについてはWebで検索するとやってる方もたくさんいらっしゃるので、他のブログなどを参考としてください。(「鳥 ダイエット」だとチキンの料理ばかり出てきます)
ただ、人間のダイエットの基本と同じく、「運動と食事制限」が理想的なので、「食事制限のみ」は本来ダメなダイエット方法であることを理解の上、「これしか方法が無い場合のみ」おこなってください。
栄養状態の事とかもありますので、獣医に相談の上でおこなうのが理想です。
よく書かれている「体重の1/10」といっても、餌を量るときは殻など食べられない部分の重量まで量っていますので、実食量はそれより少なくなってしまうことを注意してください。
(体重40gで1/10の4gをあたえると、実際に食べられる量はそれよりも少なくなります。)

ダイエットは出来るならば運動と併用してください。
「鳥は~」などと巷で言われていることを真に受けず、「人間だったら」と仮定して考えてください。

「鳥は運動不足にならない」という人もいますが、自分がそうされた場合を想像してください。
部屋から一歩も出ない生活は健康的な生活じゃありませんよ。

健康のWHOの定義では
「健康とは、身体的・精神的・社会的に全てが満たされた状態にあり、単に病気や虚弱でないということではない。」
とされており、現在もそれが主流です。
原文:Health is a state of complete physical, mental and social well – being and not merely the absence of disease or infirmity.

鳥だってQOLが大事。

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