一般的にセキセイインコの適温は25℃～30℃くらいといわれています。
（そらちゃんの適温は15℃～24℃くらい？寒がっているのを見たことがないので、低温側は推測です。）
なかには25℃くらいでも寒がる子もいるので、個体差はかなりあります。
これからお迎えを考えているかたは暑がり・寒がりどちらでも対応できるよう、事前に準備したほうが安心です。
冬支度は基本保温ということになりますが、保温には温める（加温）ことと、温度（気温）を下げない（恒温）ということの２種類あります。
今回は後者「温度（気温）を下げない（恒温）」のほうのお話です。
温度が下がるということは、
1）冷やされる
2）暖かい空気がまわりから逃げる
主にこの２点です。
そのうち 2） の「暖かい空気がまわりから逃げる」方が急激に温度が下がることになります。
人が服を着るのはこれの対策です。
「鳥は寒いとき体を膨らませる。」
ということを聞いたことがあるかたも多いと思います。
これも人が服を着るのと同様、空気の層を作り冷たい空気を遮断する為です。
ケージ内の温度を下げない方法
※リビングなど人のいる場所にケージがあることを前提にしてます。
人がいる間は暖房されていると思いますので、主に一番気温の下がる、人が寝室へ移動する夜間が問題となります。
（日中に人がいない状態になる場合は、エアコンなどの暖房でしのぐのが一般的だと思います。）
夜間ケージ内の温度を下げない為には、
1）ケージに布を掛ける。
2）ケージの置き場所を高くする。（冷たい空気は下に、暖かい空気は上にいく為）
3）ケージを温室に入れる。
でしょう。（暖房については別に記載します）
1）は一番簡単で一般的な方法です。
夜間ケージを暗くする為にもみなさんやっていると思います。
２）はケージの置き場所や季節にもよりますが、数センチ上に上げただけで2～3℃（またはそれ以上）変わることもあります。
冷たい空気は下に、暖かい空気は上に行くのはご存知だと思いますが、
冬場に窓で冷却された空気（冷気）は、窓にそって下降し、床を舐めるように広がります。
この冷気は暖かい空気とはあまりまじわらず、冷たい空気の層になります。
3）は簡易型温室を使用したり、メタルラックにカバーを掛けるなどの方法があります。
私のお勧めは、3）の簡易型温室を使用することによる、1）～3）の併用です。
メタルラックを温室のように使用するためのカバーなども市販されていたりしますが、簡易型温室なら安価で済みます。
2）の高さをかせぐことを考慮し、2段目にケージを設置します。
2段タイプでは高さが足りないので、3段タイプの3段目の棚板を外し高さを稼ぎます。
そのような使い方をしますので、2段ﾀｲﾌﾟでは床より高いところに置くという効果的な使い方が出来ませんので、3段ﾀｲﾌﾟか4段ﾀｲﾌﾟの購入をお勧めします。
2段ﾀｲﾌﾟの場合は、台を置くなどすれば使用できますが、簡単さから言えば3段ﾀｲﾌﾟに軍配が上がります。
1段目にはエサや用品などを置いておけますので、スペースの無駄にはなりません。
価格は通販で3,000円台くらいが一般的だと思います。ディスカウントストアでは2,000円を切る価格で販売されている事もありますので、本格的に寒くなる前に下調べするのもよろしいかと思います。（シーズン前だと高かったりします。）
梱包サイズも結構大きいので、車がない場合は通販の方がお手軽です。
1年中使えるので、「高い買い物」にはなりません。
ビニール温室 3段 GRH-N02T【RCP】【注意】 こちらは通常のサイズですが、奥行きが狭いタイプの物もありますので、幅と高さ以外に「奥行き」にも注意が必要です。また、写真が通常の本体セットでも、カバーだけの販売の場合がありますのでご注意ください。
我が家では夏はビニールのカバーを外し、風通しが良いようにしています。
冬場は付属のビニールカバーをかけ、アルミ断熱シート※をカバーの内側に付けてます。
アルミ断熱シートは固定せず、昼間はサイドの部分を少し空けて、周りが見えるようにしてます。
夜間はケージに布をかけ、ビニールカバーを閉め、さらに温室の上に毛布をかけてます。
（夜間は暖房器具とサーモスタッドを併用してます。ケージにかける布も冬場は暖かめの物に変更してます。）
冬場になったら状態の写真をアップします。（今やるのは面倒なので・・・）
※アルミ断熱シート：アルミ蒸着フィルムと発泡ポリエチレン層が組み合わさったもの。安い保温バックなどにも使われている「あれ」です。ホームセンターなどで大きいサイズが売ってます。（呼び方も色々だったりしますが・・・）
